アンチョビ


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亜古さんがオレのこと褒めてくれてて嬉しいどい!<http://acocoro.nihirugyubook.but.jp/>文章に限らず、イミガワカラナイ、と言われることが多いので、お目にかかって確か2回目くらいに亜古さんに、いいねえあれいいねえ!と言われた時には、ちょっとあっけにとられたけど、ソウナノヨソウナノヨ♪という完全なる笑顔で言ってくれたので、あ〜これは本当なんだ、と嬉しかった。その昔、飲みの席で「もっとロンリテキに話しなさい」と友人から徹底的ダメ出しをされ、それ以来ワカリヤスクの工夫をするようになった(オレ人生暫定NO1の御小言)。ワカリヤスクというのはまずはその心掛けが大事だ。衝動の整理整頓。問題は何をワカリヤスクするのか?何かしらの湧き上がるキモチが無ければ書いたり表現したりしてもしょうがない。そのキモチの混沌と整理整頓のせめぎ合いが上手くいけば、読む人や聞く人との間でしばしの時間、同じ脳味噌君が住む、それって物凄くシアワセだと思う。

それにしても、ちょっと褒められたくらいで、なんだかそれだけで心がしーんと静まりかえってしまってるぞ、へんだなあ、まあ、いいか。

さてさて毎度お馴染みのクリスマスであるなあ、オレの実家ではクリスマス・イベント的な行事は無かった。日本人には正月があるだろう、という父の方針。そのせいのなのか、世間の12月24日前後の毎年のワサワサはなんとなくヒガミっぽい眼差しで見てしまうのだな。今年は節電とかもあって静かめでなんとなく安心。そのアンチクリスマスのオレの父様は12月25日が命日。死んだ後で、サンタのたたり、とか兄弟でささやいた気もするが、それはないだろう。

*****

なーんか、言葉が詰まって便秘なカンジ。
なんだろな?
なんじゃろげ?
最高の下剤は、
あっと驚く
や、
じ〜んと沁みる
なのだが、
余裕が無いな、
呼吸が短い、
おりゃー、ずひゃー、

ま、無理しないで、

完璧な情熱な曲、
「アルハンブラ宮殿の思い出」


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アンチョビ
<材料>
ひこいわし


ひこいわしを手開き(アタマと内臓、背骨をとる)にして、1%の塩水でよく洗う。
ざるにとって、更にペーパータオル等で水気をふく。
たっぷりの塩をしながらタッパ等にひこいわしを重ねていく。
2,3日して水があがってきたら、ひこいわしを並べ直しぴったりラップをする。
このまま一ヶ月半くらいおいた後、塩を落としてオリーブオイルに漬け込む予定。
(写真は塩漬け3日目)
(ひこいわし君も良いお年を)

今週23日(金・祝)午後8時半〜、モガ“淺井カヨ”氏とモボ“剃刀讓二”氏 による『蓄音器の宵』@西荻窪「THE“ロック”食堂」が開催されます。BGMが蓄音器の音源に切替わります。店内通常営業&入場無料!Xmas曲他、諸々選曲予定だそうです。既に何度も開催頂いている『蓄音器の宴』ですが、今回が今年の聞きおさめとなりそう。店内にはモボ“剃刀讓二”氏が渾身の制作のポスター他、レトロチックな図像も飾られます。ご来店お待ちしています!

スケソウダラ納豆チゲ


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ワープロを初めて買って、もじゃもじゃ書き溜めた文章に「感情の化石」っていうタイトルをつけて何人かの知人に送ってヒンシュクをかったことがある。ヒンシュクはまだいい方でほとんど反応無しだった。意味ないもん他人に送るなよ馬鹿!なのだな、しょうがねえ奴だ、オレオレオレ、オレオレ馬鹿、その馬鹿君は書きましたよ、

ドームに覆われているみたいな自分がいて、それに穴を開けたいみたいな気分とその処方箋と未来。

文章にせよ何にせよ、感情的というのはあまりいいことではない。
言いたいことをきちっと整理して相手に伝えたいことを的確に文や言葉の連なりにしたいものだと常々思う。

それはそれとして、しかし、例えば、予め構成を決めても、いざ書き出すと瞬間瞬間はどれもナマであってライブであって、そのいちいちに魔が差すというか何かが介入し、それは何者なのかわからないが、だからこそ、それこそがイノチで、例えば、推敲というようなこともやりだしたら、また1からやり直しになるし。

そうだんなー、感情の化石、ではなくて、感情が化石、だったのだんなぁー。

ちょっとココロが動くと、すぐ泣きたくなったり怒りたくなったり、そういう自分の不安定さを鎮めるためにココロがなるべく動かないように心掛けた。そうするととりあえず楽になるが、体温が下がったみたいな冷え性みたいなカンジで汗もあまりかかなくなってという、、、暗い、、、止め止め。

ナマなキモチ、なにか原初的なキモチの塊、マグマ、怖いけど大事なもの、完全に飼いならしたらつまらないもの、どこかに繋がっているのだろうか、それとも突然現れ消え、そもそも何故?

そして其処はもしかしたらキモチの泉じゃないのかな、という場所で、見かけたかもしれない、スッピンの感情君、、、

J・WAVEの深夜番組で『Across The View』っていうのがあって(1991年〜)、モーリー・ロバートソンがぐちゃぐちゃごちゃごちゃ喋りまくっていたのだが、その中で「よく滑るペンを使って、紙に、思うより早く文章をひたすら書いてみよう」というコーナーがあって、やってみたらこれが面白かった。とにかく早くだ、考えてはいけない、誰かに見られる前提があってはいけない、良い文章を書こう、なんて思ってはいけない、当たり前だが言葉を選んでいるヒマは無い、後で読み返す必要は無い、というか読み返せるように綺麗に書いてるようじゃ遅杉、マジでマジンガーゼット、とか下らない語呂を怖がっていては進まない、とりあえず3分くらい、何故だかその作業をした日の夜は、なんというか、甘い甘〜いエロティックな夢を見る確率が高かった。

コトバというのは両刀使いなのだな。
支配も解放も想い方使い方次第。
どうせならエロティックがいいよ、と物陰から感情君が呟いていたようないないようなあにょにょのんのん。

たぶん、感情君は液体だ。

透明にサラサラ流れているのに、人間様の勝手でいちいち色つけられて、まったくもって、

驚く!恐れる!悲しむ!怒る!嫌だ!楽しい!軽蔑!満足!困った!興奮する!罪!プライド!安心!満足!喜び!しあわせ!

前略、感情様、お元気ですか?貴方のことは勝手に怖がっていましたが、それは貴方ではなく、オラの意気地なしが作り出したマボロシですよ、たぶん、よくわかんねえけど、ではまた。かしこ。

*****

「飲んでりゃ昨日も晴れるだろう」っていうタイトルのメールをもらったことがあって、それはオレの酒の飲み過ぎをやんわりと諭した内容だったのだが、かっこいいタイトルですな、と返信したら、「飲んでりゃ昨日も見えるだろう」の間違いだったけど、これはピーズというバンドの「実験4号」という曲の歌詞、今のあなたは聞かない方がいいよ、と返された。もちろん、聞いてみたら、その頃は泣いて泣いて悲しみに浸りきりたいみたいな悲惨なキモチだったのだが、ピーズはまったくゼンゼン泣けなくて、まいったのだった。


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スケソウダラ納豆チゲ
<材料>
スケソウダラ
豆腐
納豆

スケソウダラは熱湯をかけておく。鍋に出汁を沸かし味噌、辛味調味料(桃屋のラー油、とか、コチュジャンとか)を溶かし、そこにスケソウダラ、豆腐を入れ最後に納豆を入れる。写真では入れるの忘れたのだけど、白ネギいっぱい入れるのおすすめ。

「THE"ロック"食堂」の今月のフリマは12/18(日)開催です。午後1時から5時まで。ランチメニューは、だまこ餅汁、ハタハタ南蛮漬け、炊き込みご飯、等<950円>。だまこ餅はほとんど「きりたんぽ」と同じ、でも、ちょっと違うのは、棒状のきりたんぽの代わりにご飯を団子状に丸めた「だまこ餅」が主役。きりたんぽよりこのだまこ餅の方が好きな人が本場秋田では結構多いのです。この機会に是非お召し上がりください!







生姜たっぷりモツ煮

 
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その出会いの頃、ジョン・レノンがオノ・ヨーコの画廊を訪れて、天井の小さなキャンバスを虫眼鏡で覗いて”YES”と言う文字を発見して嬉しくなった、、、というエピソードは有名だけど、ジョン・レノンのソロになってからの曲はどれもみな肯定的な明るさに満ちていて、”YES”に始まるヨーコさんとの出会いって凄いことなんだろうなあ、なんてことを書こうと思っていたのだが、やめた。人様の、ましてやヨーコ&ジョン様の男女関係なわけで、そんなことわかるわけもないし、詮索めいた話になっちまうだろう、いかんいかん。

20くらい年上の飲み屋のマスターとかに「お前はいったい何になりたいんだ?何をしたいんだ?」とか訊かれるとオレは「シアワセになりたい」と答えることが多かった。そういう学生運動世代みたいな人には、オハナシにならない、的に呆れられることがほとんどだった。ま、確かにパッとした答えでは無いかもしれないが、社会が…とか世界が…とか文句言ったところで、その社会やら世界っていうのはオレやアンタの発想の産物なんだし、まず自分がキモチEなシアワセ人間目指さないで、いったい何を目指すのかいな?みたいに今も思う。なんてことを思い出しのは、先日TWITTERでミュージシャンの佐藤龍一さん<@RyuichiSato>の投稿で、
『「僕が5歳の頃、おかあさんがいつも言ってた。幸福こそが人生の鍵だって。学校へ行ったとき、大きくなったら何になりたいかと聞かれたので、幸福になりたいと書いたんだ。先生は僕が質問の意味を理解できなかったと思ったようだけど、彼らこそ人生を理解していないのさ」(ジョン・レノン)』
っていうのを見て嬉しくなったっていうことがあったのだ。って、そう、状況も違うし、なにより比べたりなんてトンデモなのだが嬉しくなったのだ。先ずは幸福になりたいありき、でいいじゃないか、問題はどう幸福になるか、ってことだけど。
ジョン・レノンやビートルズに関する書籍は一時期結構読んだけど、このツイートのようなエピソードは知らなかったので、この間、佐藤龍一さんにお会いした時に出典を尋ねたら、アン・ルイスが何かから引用した英語の原文を佐藤さんが訳したものだそうだ。

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「おーーい、シ・ア・ワ・セーーー!」(絶叫) 

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ビートルズ喫茶でアルバイトしていた頃、そこのマスターのお気に入りの曲のひとつが「イフ・アイ・フェル」だった。その頃は、ビートルズの初期の曲なんて単なるオールデイズだろフン、くらいにしか思っていなかったのだが、この曲のハモリをマスターに教えられ一緒に歌っていうち、ああ、なんかいいなあ、美しいなあ、と思うようになった。
ナナちゃん、ビートルズは歌いながら時々目を合わせて合図みたいのをするんだよ、そこがいいんだよ、
とよく言われたが、そういうのはオレは恥ずかしくてじっと歌詞カードを見たまま歌うだけだった。


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生姜たっぷりモツ煮
<材料>
豚モツ
厚揚げ
生姜


豚モツを茹でこぼした後30分くらいボイル、かつお出汁(orほんだし)、厚揚げ、おろし生姜(たっぷり)と味噌で調味。あたたまるぅ!

シワスであります。忘年会は「THE”ロック”食堂」でどうぞ!ご予算、人数等お気軽にご相談ください。また、忘年会帰りにふらっと2次会も大丈夫です。IPOD等でのお好きな曲の持込みも歓迎デス。シワスも朝まで営業、お待ちしてます!

しょっつるセビーチェ


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20代の一時期、ある女性のことが嫌いで嫌いでたまらなかった。
嫌い、というより、ちょっとその人のことを考えるだけでどうにもこうにも憎たらしくて、ワナワナなのだ。
あんまり嫌いな気持ちが強くて、ちょっとこれはオカシイ?いったいどうしたわけだ?と自分のそのあまりに嫌いなキモチが気持ち悪くなった。
自分のキモチに思わず客観的になってしまったというわけだ。
笑いたくなるほど嫌い、というかんじ。
−イッタイオレハアノヒトノコトガナンデコンナニキライナノデショウカ?
自分で自分に質問してみた。
何日かして、ピンポンパンポン〜、と音がして、《同じコード》という回答が脳味噌君から届いたのだった。
思うに脳味噌君はクエスチョンが的確なら必ず納得のいく答えを返してくれる。
−同じコード、トハドウイウイミデスカ?
《自分の嫌いな部分、それを相手に見出して、それを憎んでいる、同調するコード、Aマイナーとか、Eマイナーのような響き、共振している、コードがなければそもそも反応しない》
なるほど、そうか!って、もう、すぐ納得してしまったのだった。
相手を嫌いなのではなくて、自分を嫌い、というか、嫌いな自分を相手に見つけ出してブルブル振動してしまっていたってこと。
途端に気が軽くなって、なんだかそれまでの気持ち悪さがポッカリ消えた。寂しいくらい。
わかる、っていいうのはこういうことか、と感動した。嫌い、が消えたのだ。
(だから好きになった、ということではない)
その少し後にその女性に手紙を書いた。
実は脳味噌君に相談してみたところ、、、とかそういうことでは勿論なくて、いろいろ酷いことを言ってすみませんでした、というシオラシイ謝罪のオテマミ。
返事はこなかったが、何年か後に顔をあわせることがあった。何事もなかったかのように、フツーに会話をして楽しく笑って、じゃあまたね、と別れた。

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ビートルズの『ホワイト・アルバム』、全体に寂しくてヒシヒシとしていて、その孤独感がロックだなあ、なんて感じていた。特にジョン・レノンがボーカルの「ヤー・ブルース」がオレは第一のお気に入りだった。
ある日、ロッキン・オンを読んでいたら松村雄策が「アイ・ウィル」はポール・マッカートニーがベースラインを声でやってるんだよ、ということを書いていた。ポールの曲はなんだか明るくてロックじゃないな、なんて思ってあんまりちゃんと聞いていなかったのだが、なにげにヘッドフォンでこの「アイ・ウィル」を聞いてみたら、ああ、ほんとだ、ドゥ。ドゥ。ドゥ、ドゥッドゥッ、あははは、声だ、声でベース!って発見して嬉しくなった。それから、少しずつポールの曲もちゃんと聞くようになっていった。ビートルズ=ジョン・レノンだ、みたいに言われることが多いけど、まあ、殺されたりとかもあるし、それはそうなんだけど、だけど、様式美みたいなとこでバシっと決まったポールの曲は、もうホントに凄いと思う。「俺以外がポールの悪口を言うのは許さない」とか「ポールの才能を発見したのは自分だ」とかジョンは言っていたらしいが、それは、わかるな、今は。でもその辺のとこは、オトコならではの妙なコンプレックスとか入り混じった心理もありつつ、オノ・ヨーコはあらららら、これはイカンだわ、って思ったのじゃないかな(続く)。


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しょっつるセビーチェ
<材料>
魚刺身(種類はなんでも。今回は切り落としを詰め合わせにした「おつまみパック」)
みょうが
すだち

お刺身にスダチをしぼってたっぷりかけ冷蔵庫に30分くらい置いておく。みょうが千切り、塩、コショウ、しょっつる(またはナンプラー)で和える。

ただいま西荻窪「THE”ロック”食堂」では、太田翔・水越千紘・びん博士によるグループ展『frustration Vol.0.1』開催中。お子様などは、うわわっ!って怖がって近づけないくらいに迫力の人形作品に話題沸騰中!1/29(火)まで♪





きのことろろ


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自分の好きなロックのレコードについて、なんでそれを買ったのだろう?と思ってそのことを書いてきた。
レコード屋でジャケットを見て好きになって、友達から薦められて、雑誌のレビューを読んで、とかがキッカケになっている。
ロック名盤100選、みたいのを検索して見てみると、だいたいはどっかで聞いたことがあるけど、自分にとって重要なレコードではないなあ、と思う。
名盤100枚聞いて、ああ、こういうのね、って「確認」して終わるよりは、ホントのホントに自分にとって意味のあるレコード(とかCDとか)5枚、それは擦り切れるほど(CDは擦り切れないけど)聞いて自分の現在のモノの感じ方、あるいは立ち居振る舞いにまで影響している、そういう体験の方がオレにとっては重要だ。
過去形の話、体験だから、そういうのを語るのはオッサン臭くてなんだかなあ、なのだが、実際とっくにオッサンだし、好き嫌いが人間関係とかでいろいろ変化するのがわかるのは面白い。
好き嫌いっていうのも、変わりはするがどっか変わらない方向性がある気がする。
生まれてすぐから(あるいは母親の子宮の中から)音や匂いや食べ物や光の具合や風通しの具合、そういうの諸々の外からの感覚に自分が反応するその反応の仕方。そうだよ、好き嫌いっていうのは、反応、なのだ。
選び取って体験しながら、これは好き、これは嫌い、やっぱりこれは好き、ちょっとこれは苦手、、、まったく個体的オリジナルな反応なのだ。生きる為、より気持ちEでいたい為の選択。生きるっていう目的の意味の表出としての好き嫌いだ。
そう考えると、ロック名盤っていうのも、時代っていう個体が選んだ音楽の方向性って考えればいいのかも。
レコードっていうメディアがCDになったり、それが単なるデジタルデータの転送という形でネットで伝播するようになったりと変われば、「時代君」の好き嫌いも変わる。
そもそも「時代君」の好き嫌いの中心というものがロックはおろかすでに「音楽」ではないのかもしれない。
その時代の最新の人間の共通意識を反映しているようなもの、ギリシア哲学とか縄文土器とか印象派の絵画とかシンセサイザーとかパソコンとかそういうもの。無くなりはしないが2度興隆はしないもの。

なんてことを考えつつ、ビートルズについて書きたくなった。
初めて聞いたのは小学生の時、ラジオで『ミッシェル』。
凄い人気で騒々しい音楽、という評判は知っていたのだが、初めて耳にしたのが『ミッシェル』。
な〜んだ、ぜんぜん大人しいじゃないか、と思った、そりゃまあ『ミッシェル』だから。
その第1印象のせいかどうかわからないが、それから高校生までビートルズを意識した記憶が無い。
従姉妹がビートルズが大好きで、遊びに行くとキャー、ポール!キャー、ジョン!って自分の部屋のポスターを見て叫んでいて、当然大音量でビートルズをかけていたと思うのだが、覚えていない。
高校生になってロックを聞くようになって、その延長でロックのアルバムの1枚としてビートルズの『ホワイト・アルバム』が好きになった(つづく)。


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きのことろろ

<材料>
きのこ(シイタケ、マイタケ、エノキ等)
ニンニク
長芋

ニンニクを薄切りにしてやや中火のフライパンでサラダ油で炒め、色づいたらきのこを入れ火を通し、皿に盛り、長芋すりおろしをかけて醤油で食べる。ちょいスタミナなおつまみ、またはご飯にかけても!


今週末11/20(日)は恒例の『フリー・マーケット』@ 西荻窪「THE“ロック”食堂」があります。午後1時〜5時。いつもユニークな商品がたくさんですから掘り出しがいがありますよ!ランチもあります。今回は肉じゃが、カレー・コロッケ等を予定中、こちらもよろしくです!


ぼたっこ(2)



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Bobby Caldwell - What You Won't Do for Love (Album Version)
http://www.youtube.com/watch?v=Gru4IfbKlfU&feature=related

ロックのレコードを輸入盤屋でごそごそ探していて、この↑Bobby Caldwellのハート型のシングルが山積みになっているを見つけて、オレは思わず、これを誰か女の子にプレゼントしたい、と思ったのだ。詰襟の学生服のアキタの男子高校生がハート型のBobby Caldwell、家に帰ってから包装を破って聞いてみると、これはオシャレだ、なにやら恥ずかしくてムズムズする、と思った。いちおうカセットテープに録音して、包装しなおし、なんとなく好意を持っていた1歳年下のY子にあげた。それがきっかけだったかどうか忘れたが、オレはY子と付き合うことになった。付き合うといっても、毎日のように長電話するとか、休日に川縁をただダラダラ歩いたりとかそれだけで、キスはおろか手すらにぎったりしない、手はにぎらないがヤっちゃった、とかそんなことも勿論無い、今考えると恐ろしく何も起こらない付き合いだった。

なんだか今だに、男女が付き合う、カレシとかカノジョ、そういうのがよくわからない。
そういうのは理解することではなくて実行することで、どうでもいいのかもしれない。
凄くモテる人生ならそんなこと考えないのかもしれない。
なんとなく、のまんま、成り行きばかりじゃ何もわかりっこないのだろう。
(プレゼント用のレコードを自分用に録音してしまうあたりのせこさもいけない。)
たぶんオレはただフンイキが欲しいのだろう。
サミシサを中和するフンイキ。
人格と人格のぶつかり合い、とかの正反対。

カセットテープ、というのはいい。
好きな曲をレコードからピックアップして録音して、曲名を書いた紙にメッセージを添えてカセットテープのケースにいっしょに入れてプレゼントする。
Y子とよくプレゼントし合い、その感想をえんえんと話すのが楽しかった。
今それをやろうとすると、CD−ROMとかに焼くのか?
iTunesのプレイリストとか使えばすぐ出来るのかな?
そういえば、この夏のお盆にロック食堂でやった白江さんのイベントとか、今週末のジャン子さんのクイーンのカバー曲のイベントとかも音楽のプレゼントだ。
自分の好きな音楽、でも単なる宣伝とかじゃない。
犬や猫はそういうことはしないな。
お、今ラジオで流れてる曲かっこいいな、とは思うかもしれないが、近所の猫にそのことをニャンニャン伝えたりはしないだろう(たぶん)。
随分前に読んだ本だけど「ネットワーキングへの招待」(金子郁容)の中に、初めて会った人でも例えばお互いピンクフロイドが大好きだったりするとあっという間に仲良くなる、みたいなことが書かれていて、そう、なんだか実際そうだよな、と思った。
買っていいなあと思ったレコードは友達にも無理矢理貸したりする。
それで相手が好きでなくても構わないのだけれど、あんまり好みが違うと段々疎遠になることが多い。
(その相手を嫌いになるわけでは勿論ないのだけれど)
ニンゲンって、その辺は地味に面白い。

ロックが好きです、なんて、ビシっとは言えない。
でも、こんなのいぐねえかあ?とぶつぶつ言いながら、まだ耳にしたことのない新鮮な音楽に出会いたい、もしかしたらロックっていうのは音源じゃなくて、それにまつわる体験まわり丸ごとなのかも。

最近、凄く好きなのはギターパンダ。
ロック食堂にいらしたお客さんが、持ってきたCDをかけたのだが、なんとまあすっきりする声なんだろう、とオレは食道のあたりがスースーするみたいな爽快感を覚えた。
これまた偶然の出会いだな。
もしかしたら、日々すべてが偶然、それが素直で理にかなった考えかもしれない。
なーーんて、偶然思いついただけだけど。

ギターパンダ「人生の花」
http://www.youtube.com/watch?v=_8yUWj-UIBs

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ぼだっこ(極辛口塩鮭)(その2)

<材料>
秋鮭(生)



以前作ってみたぼたっこだが、塩気と旨みをもう少し増やしたくて、塩を12%から20%に増量し、水気を拭いた後、冷蔵庫に1週間寝かしてみた(前回は2晩)。しかし、、なんだか塩っぱさが勝ちすぎで旨みがいまいち感じられない。うーむ、切り身でぼたっこを作るのは無理なのかなぁ。更なる熟成にかけ残る1切れを外に放置中。
(実験記録みたいで使えなくてスミマセン。)


今週末11/12(土)は「THE”ロック”食堂」にて〜jancode企画クイーン・トリビュートin西荻〜ロック座の夜〜が開催されます。QUEENのカバー曲が営業時間いっぱい流れるのです。リクエスト・リストもあって、なんと600曲以上も!既に店頭ではフレディー・マーキュリーが貴方をお待ち中♪


キムチタルタルソース



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昔々あるところのとある信販会社でアルバイトをしていた時に、5つ年上の上司のチヅルさんのことがとても好きになってコクハクしたのだが一笑に付された。それは(相手にされなかったのは)いいとしてその頃は大学生で冬休みに実家に帰ったのだが、久しぶりに見た自分の妹の顔がチヅルさんそっくりで本当にびっくりした。そんでその後のいつだったかにテレビで女と男の異性の好みに関する検証番組をやっていて、女も男も親兄弟に似た顔を好きになることが多い、という結果が出ていた。
(会話を交わした後、男性は第一印象で好意を持った女性を会話後も好きというのがほとんどだったが、女性は半分以上が好意を持つ相手が会話後にチェンジしていたのも驚きだった)
そのテレビ番組はたまたまの結果かもしれないが、自分でも同じようなことがあったから興味深かった。
なんだかなあ、人間なんてララララララ、基本OS(ウィンドウズみたいの)が生まれながらにインストールされていて、そこに好き嫌いデータが日々年々INPUTされていって、それがジャンル毎にファイルになって貯まっているんじゃないのかなあ。過去の好き・嫌いデータ・ファイルを参照しつつ次の行動を決める、みたいな。
そんでその基本OSっていうのは愛とかヒューマニズムとかそういうのは全く設計思想には無くて、あるのは個体維持のみ、サバイバルの方向性のみ。その為の好き、嫌い。あれ、でも近親相姦のリスク考えれば親兄弟とは異なるタイプを盛大に求める方が理にかなっているけどな、近親相姦はほぼ人間だけらしいし、その辺は狂っているというか甘えているのだろうかいな?
愛、なんていうのはデスクトップの片隅に見えてればまだいい方で、人生の早い時期にインストールされはしたものの、どっかのドライブに埋もれていて都合に合わせて時々起動するソフトみたいなもんかもなあ、政治でもなんでもほぼ全部が自分やそのグループの目先の利益のみが問題、愛、なんてそんなバナナチップ。
でも、あれ、ところで、愛って何?
Love Is Blue、恋は水色、といえばポール・モーリアだが、オレにとって愛とはこれかもしれないのがエルモア・ジェームスのジャジャジャ・ジャジャジャ・ジャジャジャ・ジャジャジャ・ジャジャーン!だ。
さっぱり意味不明ですね、すみませんジャジャ。
ブルースのレコードを初めて買ったのは修学旅行で行った京都のブルース・レコード専門店。
「あの、私、ブルース、初めてなんですけど、、」と、なんでか知らないがおそらくはキンチョーのあまりガイジンみたいなカタコトな喋り方で店員に尋ねてしまったのだ、店員はぷっ、と確かに微笑したのジャ。そんで、これなんかイイと思いますよ、と京都弁だったかどうか覚えていないが渡されたレコードが「Anthology of the blues / ELMORE JAMES」という黒人の少年の顔のアップの写真の輸入版レコードだった。
アキタまで汽車で輸送し家に着いて聞いて驚いた。
ブルースだから「渋い」だろうと予想していたら、錆びた鉄を引っかいたような、とその時思ったのだが、ジャジャジャ・ジャジャジャ、、と三連♪♪♪の掻き鳴らしギターとかん高い歌声、びっくりしたなあモー。
この三連♪♪♪は後でわかったのだが、アコースティックギターにピックアップ(弦の振動を電気信号に変換する装置)をつけてボトルネック(ガラス瓶の先っちょみたいの)を使ったスライドギター奏法で、ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、フリートウッド・マックその他有名なギターの人ほとんど全員に影響を与えているのジャジャジャ。
愛っていうのは、人間超えた宇宙そのものみたいなもので、エルモア・ジェームスのジャジャジャの響きは宇宙の始まりの音な気がするなあ、ってこれまたイミわかんないけど、でも、痺れる、擦れる、叫ぶ、が愛だと思うわ(続く)。

ELMORE JAMES- Early In The Morning - Flair 1011
http://www.youtube.com/watch?v=pNI7Jcym_uM&feature=related

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キムチタルタルソース
<材料>
キムチひとつかみ
タマネギ小1/2
卵1個


キムチは汁ごと胡麻油で炒めて水分をとばして冷まし荒みじん切り。タマネギは荒みじん切りにして3%の塩水(500cc水に大さじ1の塩)に10分つけてザルにあけペーパータオルで水気をきる。卵は茹で卵にしてこれも荒みじん切り。これらをマヨネーズ&青ネギとかセリとか三つ葉のみじん切りと和える。フライものはもちろん、焼き肉とか焼きそばとかにもGOOD。写真はジャコ天のせ。

きりたんぽにはマストな根付きのセリが出回り始めました。さあさあ、さささ、さあ!「THE”ロック”食堂」で召し上がれ、旬のセリと新米あきたこまちのきりたんぽ!

ぼだっこ



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オリビア・ニュートン・ジョン、30年ぶりに聞いたら、いい。
いいけどなんだか恥ずかしい。
軽やかな歌声はラジオで聞いていたのと同じなのだが、YOUTUBEで動くオリビアちゃんはフリルひらひらの衣装にカールしまくりの髪型がなんだか恥ずかしい。
さらには、なんと言っても80年代に大ヒットしたあのエアロビなPVの「フィジカル」が恥ずかしい。本人としては清純派脱却なのかもしれないが、オレは幻滅。
「瀬戸の花嫁」の小柳ルミ子がその後映画とかで脱ぎまくったみたいなものか?
(ちょっと違うか、これは歓迎したし)
まあ、いいか、所詮ミーハーなオハナシ、でも、オリビアちゃんみたいなすらすらっと軽く伸びやかな声は好きだなあ、暑苦しいのは苦手。
声(発声)がいいとか歌が上手いっていうのは、本人も歌っていてキモチがEだろうなあとか羨ましい。
しかし歌が上手でカワイコチャンで、って他人にしてみると才能だが本人にはフツーなのかもしれない。
そのうち才能もてあますとレオタードになったり脱いだりするのか?
声がいいっていうのは大変なことだ。
少し前に石川浩司さんの隣の席に30分くらい座るという初めての経験が起きたのだが、この時も声がいいというのは素晴らしいなあ、と思った。
なにがどうっていうよりか、単純にE気分だった。
森林浴ならぬ声浴。
降り注ぐ声シャワーに、理屈とか話の内容とか全然超越して陶然とした気持ちになった。
ああ、ブッダとかキリストとか、こういうかんじでみんなポーっとしちゃったんだろう、とか思った。
そういえば、石川さんもライブでよくパンツ一丁とかなるし。
才能というのは本人にとっては実は大変なのだ、やっぱり。
レコードとかステレオ以前にはラジカセ(ラジオ付きカセットテープレコーダー)でエアチェック(ラジオで流れる曲を録音すること)して音楽聞いていた。
好きな音楽を求めて聞く、というよりはラジオから流れてきた音楽をとりあえずなんでもかんでも録音して後でまた聞く。編集とか出来ないから録音した順番で、井上陽水→エルトンジョン→甲斐バンド→サザンオールスターズ→カーペンターズ→スカイハイのテーマ、そしてオリビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」、「カントリーロード」みたいな。
音楽雑誌(明星とか)の付録のオリビア・ニュートン・ジョンのポスターを部屋に貼っていたのだが、従姉妹のネエサンに、こんな女の子好きなんだ〜!、とからかわれ、違うよ、と言ってびりびりとポスターを破いたなあ、そういえば、やはり恥ずかしいね、いろいろ。
ロックはあんまりすーっと素直には歌わないなあ、ちょっとへそ曲がりな才能なのかも(続く)。

Olivia Newton John 1975 Have You Never Been Mellow
http://www.youtube.com/watch?v=d31ne3bQ1h4&feature=related

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ぼだっこ(極辛口塩鮭)

<材料>
秋鮭(生)



鮭の重量の12%の塩(重量X0.12g)を鮭全体にまぶしてラップして冷蔵庫に2晩おく。ラップをとってしみ出た水を拭いて今度はラップしないで冷蔵庫に2晩。網とかオーブンで焼いて出来上がり。
(「ぼたっこ」は焼くと表面に塩が吹き出るくらいにしょっぱい昔ながらの塩鮭の秋田方言。鮭切り身で自作に挑戦。もう少し寒くなったら冷蔵庫ではなく屋外で1週間くらい寝かしてみて、熟成・旨みがもっと深くなるかな?を再トライするのだ。)

来月23日(水祭)は「THE”ロック”食堂」にてライブ!【〜 はみーのわがまま企画 〜 『惑星のつぶつぶ』】があります。出演は「Tail'z」&「谷口マルタ正明 unit」。どちらも店長七尾も大好きなバンドです。「牛テイルいものこ汁定食」 がついて2300円(+1ドリンク)。ご予約はお早めに、というより今すぐ是非どうぞ!







塩シジミ汁



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好きなロックのレコードについて好きになったきっかけを考えていると、いろいろあれれ?と疑問や、お!っという発見があって面白い。
随分昔のことなので細部は定かではないし間違いもあるのかもしれないが、今現在に続くキモチの流れみたいのが俯瞰モードで見えてくる。
レコードを買う動機って、音楽雑誌での評判見て、とか友人の薦めとかあるけど、レコード屋で偶然出会って買って好きになったレコードって正に運命的な出会いだ。運命に感謝!なのだが、ジャケットの絵やデザインが運命を後押しするのは確かだ。
それにしても、10代のいちいちウブなキモチというのは自分のことなのにウラヤマシイ。
今はもうあんまりそういうキモチにはなかなかなれない。
キラキラした感覚が無くなってもはや退化しているのだろうか、とがっくりな気分、になりそうだったが、でも、そうではないだろう。
10代なんて本当に何も知らない。
イナカから世間というセカイに出てサバイバルすることになるのだという不安感、ていうのは、無意識的に凄いプレッシャーだったと思う。
セカイには他人が超いっぱいで、その他人といちいち具体的なヒトとしてつきあっていくうちに、セカイは不安で出来ているのはなく、自分の認識で出来ているのがセカイであり=自分であるのだなあ、と気づく。
(例えば学校のセンセーとか自分のハハとかチチとかにはそれぞれ具体的な名前があり具体的にウンコもし恋愛もし好き嫌いもあり、というそれぞれのセカイを発見していく=自分のセカイ、という発見のループみたいの)
自分、というものが今はその頃に比べると何百分の一かくらいに薄く細くなっている気がする。
それはいいことだ。
ウブなんて、言葉を変えればバカ。
イナカっていうのも場所ではなくて自分の状態。
自分自分自分、、、10代というのは皮膚に覆われたこの肉体の塊とその何メートルか近辺のみが自分なのだ。でもその延長上にセカイが広がっているのでは無いから、どこかでその認識はバクハツしなければならない。
ロックのレコードはそんな不安やいじいじを爆撃した。
いや、あのすねぇ、ロックとは何か!なんて語るつもりは全く無い。ジャンルとしてのロックじゃなくて(ジャンルなんてレコード屋でてっとり早く目的のコーナーに辿り着くためのラベル以上のものではないと思うから)オレにとってのロック。好きになった意味としてのロック。
今となってはいろんな意味だが、でもその瞬間は単純に驚いた。
真空管製のステレオだったのかどうか定かではないけど、そんな古ぼけた雰囲気のステレオ、ねじ込み式の4本の足、スピーカーは色あせた銀色の今にも破れそうな布で覆われていて、スティーヴィー・ワンダーの『インナーヴィジョンズ』をターンテーブルにのせて針を落とした途端、その布の中からはそれまでのロックの、ジャンジャジャン、ではなくて、ボコッコボコッコと、ステレオ全体が揺れているような跳ねているような音が鳴りだした。今はそれがソウル・ミュージックというジャンルだとわかるが、そんなこと知らないジャケ買いの一枚のレコードの音はその時オレにとって正にロック・ミュージックだった。
ソウル・ミュージックも知らない、スティーヴィー・ワンダーも知らない、その人がメクラということも当然知らない。
で、このジャケットは砂漠みたいな荒野を背景に黒人のおっさんが目から茶色の光線を発している。
タイトルとジャケと音、もう何も語ることは無い、というか語るのは野暮というものだろう。

ボコッコボコッコボコッコズゴッコ、ボコッコボコッコボコッコズゴッコ、、、

おそらくセカイはどこにも無いしどこにも在る。
少なくとも自分とセカイは向き合って座っているみたいな関係ではないだろうと思う。

セカイ君、
目を閉じて
不安だけど
驚きで鳥肌

触れた感覚

目覚めの時間の自分と外界の境界が曖昧な状態をネボケと言うけど、ネボケの方がよりリアルにセカイなのだと思う(つづく)。


Stevie Wonder - Too High
http://www.youtube.com/watch?v=-wRq68Dmcn0

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塩シジミ汁

<材料>
シジミ
ニラ(1センチにカット)
ニンニク(薄切り)

鍋に水とシジミとニンニク、昆布一切れを入れ火にかけ、沸いたら灰汁をとり、塩、薄口醤油少々で味を整え、ニラを入れて出来上がり。韓国風。それにしても、なんだか汁物ばっかりだなあ。来週は鮭でも焼くか。

毎月第3日曜日にフリー・マーケット開催の「THE”ロック”食堂」、今月は来週10/16(日)午後1時~5時、恒例の昼定食は「いものこ豚汁定食」、おかずにキムチタルタルソースのアジフライとか、予定中!



エビ温奴


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生まれて初めて自分で買ったレコードはTVドラマ「子連れ狼」のテーマ曲だった。
しとしとぴっちゃん、ありますか?と店員に聞いたのだ、しとしとぴっちゃんしとぴっちゃんしーとーぴっちゃん、、、っていう歌詞で始まる曲だったから。
なんでそれが欲しかったのか、それがどんなジャケットだったのかは覚えていないけど、シングル盤、小さいレコード。
その、しとしとぴっちゃん、をパイオニアのセパレート・ステレオ(スピーカーだけ別でアンプとラジオチューナーとターンテーブルが一体化した家具みたいな?ステレオ)で何回も何回も聞いた。
同じステレオで聞いたロキシー・ミュージックはそれから10年後くらいのオレ15歳、『サイレン』というアルバムだが、これがオレのロックの始まりのレコード。とにかく聞いてみろ、と同級生にレコードを無理矢理渡され、家帰って聞いて、なんだかよくわからねえなあ、と1回聞いたきりで返した。半年後くらいにもう一度、今思えばこれは完全に「布教」だけど、そのトーレというロキシー・ミュージック狂いの友人は更にしつこく、いいからもう一回聞きなさい!ときたもんだ、でもでも結局このレコードはオレの人生途中に落ちてきた相当な雷ドッカーン体験なレコードになった。
ロキシー・ミュージックはそれまでオレが聞いたこと無い想像外の音楽だった。曲調もそれぞれの曲によって随分違うし、地を這うような始まりからだんだんクレッションドな展開な曲があったりとか、一曲一曲が丁寧にアイディアやイメージを駆使していて、なおかつギターやドラムやベースは当然のようにギュンギュン唸っている、なーんだこれはー、すげえ偏屈な音楽な気がしてとっつきづらかったのだが(直前まで聞いていたのはかぐや姫とか甲斐バンドとかオリビアニュートンジョンとか)、何回か聞いているうち突然音楽がオレのキモチにはピタっとまったみたいになった。キモチにはまった、のではなくてオレのキモチの形が変わったのかもしれない。女の子と話をしているうちなんだか段々好きになる、というのとは違うな、レコードは物体だし、聞いているうち音が(溝が)変わっていくわけではないし、あれ、同じなのかな?好きになるっていうのはオレのココロの現象?違うのはレコードには嫌われないってことかな?ふうむ、ロキシー・ミュージックが出発点だからオレにとってのロックはしばらくはロキシーとの比較だったのかもしれんなあ、とかなんとか、この『サイレン』というレコードは好き嫌いの原点みたいな物体なのでどうも冷静に語れない、まあそれは良いことだろう、、、
土蔵を改造した陽の当たらない父親の部屋においてあったステレオの前で座布団に座って『サイレン』の不気味にエロいのかコミカルなのかよくわからないジャケットを眺めながらとりあえず1枚しか無いしかも借り物のロックのレコードを毎日聞いていた。
オレの部屋(いわゆる子供部屋)にもステレオ欲しいなあ、と父に言ったら、物置きから古い真空管製みたいなステレオを出してきて、それがオレの愛用ステレオになった(つづく)。

Roxy Music - She Sells
http://www.youtube.com/watch?v=_qHHuQQfCFI&feature=fvst


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エビ温奴

<材料>
絹ごし豆腐
ムキエビ(大きい時は2,3カット)
エノキ(1.5センチくらいにカット)

ボールに醤油小さじ2、しょっつる(またはナンプラー)小さじ1/2、砂糖小さじ1、酢小さじ1/2、胡麻油小さじ1/2を混ぜてタレを作っておく。鍋にお湯を沸かし豆腐を大きいまま入れる。豆腐が温まる間にこのお湯でムキエビとエノキを茹でてタレで和える。豆腐にこれを乗せる。スプーンでざくざくすくって食べるのがお奨め。

『部長によろしく展』、『勝手にタイフェス』、なにやらお楽しみ盛りだくさんの
「THE”ロック”食堂」できりたんぽ鍋食べるべ!


プロフィール


七尾太佳史
(ななおたかし)

「秋田ばる七尾」店主。毎週水曜日更新です。


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